1秒のその先♡少しずつ変わって行く距離間

「ほっ、本当よっ!!もーっ!!いつもいつも人のことバカにして~っ!!

もうパソ貸さないんだからっ!!」


と私がパソを取り上げようとすると、それを軽く交わし、


『はいはい、ごめんごめん。これサンキューな。次の時間には返しに来るから』


なんて言って、走って行っちゃった。


んっもぅ、あいつ、絶対に逃げたな~っ!!


「ったく…もー…」


「本当、いいな~」


「へ?」


呆れている私の横でそんな声が聞こえた。


「いーよね…、あんなに如月くんと仲が良くて」


「うんうん、いーな…。本当、あんなにカッコいい人と仲良いなんて」


「スタイル良し、顔良し、性格良し、成績良し、

頭は勿論良くて、スポーツ万能、もう完璧よね」