逆ハーレムゲーム★☆




「あー……」

「…?」

「……何組だっけ?」



そう言って、困ったように振り返る桐生君にドキッとした。



「…えっと…たしかー…」



7組…そう言おうとした時、遠くから聞こえた声に、あたしの声は遮られた。



「あれー、恭じゃん?
何してるのー?」



語尾を伸ばしたような、のんびりした口調。

桐生君もあたしも、その声の主を見た。


……あっ



「恭、いないから心配したよー。
あれ?誰その子?恭のお友達ぃ?」



…び

……美少女!

ううん、違う…“美少年”だ!


フワフワした髪は栗色で、女の子並にかわいい子が立っていた。


かわいすぎる…

なんか、ぎゅ~ってしたくなる…



「信…」

「もう、恭の意地悪!
なんでそっちで呼ぶのさ!」



の…のぶ?


頬を膨らませている“信”君。

怖いと言うよりかわいく桐生君を睨んだ後、あたしの存在を思い出したらしい。



「あっ、ごめんねぇ。
僕、武内 信也って言うの。
僕に信也って、似合わないよねぇ、ひどいよねぇ」



武内 信也……

見た目とは真逆で、名前はかなり男らしい…


実際、信也君も気に入っているわけではないらしい。



「えっと、日向 心奈です」

「うん、知ってるー」

「え…知って?」

「心奈ちゃん有名だもーん。
これからよろしくねっ」



ニコッと笑う信也君。


か…かわいい…っ!



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