逆ハーレムゲーム★☆




「心奈?」



名前を呼ばれるだけで、ドキッとする。


やっぱり、変だ。



「あ、ねぇっ…
信也君と歩君は?」

「334号室」



あれ…それって…


しれっとした顔をした桐生君は、あたしの思ったことに気付いたらしい。

悪戯っぽい笑いをした。



「今頃、アイツら教室で揉めてんだろうな」

「……………」



やっぱり知ってたんだ。


信也君も歩君も…

だから、あの時に教室にいなかったんだ…



「もしかして、桐生君が隣なのって…」

「あぁ?
勘違いしてんじゃねーよ。
望月の命令だからだ」



全ては初めから決まっていた。



「…寮までやってられるかって」

「あ?
言ったか、そんなこと」

「…言った」

「分かった、それ忘れろ。
ちゃんと守ってやるよ」

「ひゃっ…」



さっき教室でされたように、頭をくしゃくしゃってされた。



「お前、髪ぐちゃぐちゃ」

「…桐生君だって」

「俺は髪くらい乱れてても、かっこいいんだよ」

「自分で言っちゃう…?」

「事実だろ」

「……………」



この人は……

本当に…



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