逆ハーレムゲーム★☆




「騙した…?」

「まぁよく騙されたよなぁ、お前ら」

「……………」

「あー…心奈?」

「…なによ」



あたしちょっと怒ってるんだからね。


あたしの素っ気ない声に、桐生君は頭を掻いた。

せっかくの綺麗な髪が、少し乱れる。



「お前さ」

「…うん」

「今のアドレス気にいってた?」

「……はい?」



急すぎる話の展開。

あたしは思わず、足を止めた。



「どうなんだよ」



少し怪訝そうに振り向く桐生君も、足を止めた。



「どうって……なんで?」

「約束したもんは仕方ねーからな」



約束…

あぁ、そっか…



「やっぱりばらまくんだ…」



この人プライバシーってものがない。



「で、どうなんだよ。
アドレス、気にいってるのか?」



何でそんなこと聞かれなきゃならないか分からない…

桐生君には関係ないこと。



「気にいって…るけど、そろそろ変えようかなって思ってた」



嘘だ。

アドレスを変えるつもりなんてなかった。


ただ…



「そうか。
それは都合いいな」



桐生君がその言葉を求めていたような気がして…



「じゃあ、アドレス変えろ。
その後に前のアドレス、アイツらに教えるから」

「うん」

「できるだけ前のと変えろよ

「うん」



ほら、なんかちょっと嬉しそうな顔する…


何か、あたし変…



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