逆ハーレムゲーム★☆




「…よし、俺は手を引く!
代わりに334号室にする!」

「ずりーぞ、俺もだ!」

「俺も!」



あっという間に、新たな闘争を作り出してしまった。

その闘争の原因を作った本人は、あたしの隣で自慢げな顔をしている。



「隣の部屋になってやっただろ」

「…あたしのメアド」

「何でも言うこと聞くんだろ」

「だからって…!」



それとこれとでは、話が違うと思う!

第一、あたしのアドレスが7組中にばらまかれたら、プライバシーってものがない!



「何でもするんだったよな…」

「も、もう聞いたっ!
だから、その話は終わり!」

「は?俺、何か言ったっけ」

「あたしのアドレスばらまくじゃん」

「…そういうことかよ」



フッと笑った桐生君の手が、あたしの髪をくしゃくしゃにした。



「ちょ、何するー…」

「日曜空けとけ」

「へ…?」

「破ったらお前の部屋侵入してやるからな」

「なっ…!」



そう言って、桐生君は笑っていた。


なんだかさっきとは違う…


優しい……?



「用は済んだから、部屋行くぞ」

「え、あ、うんっ」



………気の所為?



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