逆ハーレムゲーム★☆




「桐生君、お願いっ!
争奪戦参加して!」

「はぁ?
無理だって言ってんだろ」

「な、何でもするからっ!
ねっ?お願い!」

「“します”は?」

「お、お願いします!」



勢いよく頭を下げたあたし。


これで、争奪戦にー…



「やってらんねー…」

「え…?でも、桐生君…」

「俺は、争奪戦に参加するなんて言った覚えなんてない」

「じゃあ…っ」



また騙された!

“お願いします”まで言わされたのに!


本当、この人は!

思わせ振りも大概にー…



「335号室、桐生 恭也」



嫌なくらい響くアイツの声…


教室の闘争もぴたりと止まってしまうから、実は凄い奴なのかも。

…なんて。



「335号室。
手を引いた奴には、コイツのメアド教えてやる」

「なっ…!?」



あたしを餌にしやがった…!

なんて卑怯なんだ!



「よく考えてみろ。
コイツと四六時中一対一でメールができるんだ。
隣の部屋だからって、会えるのは学校にいる時と変わらねーぞ」

「むむむ…っ」

「桐生、お前…」



迷い始める男達。

それを満足そうに見る桐生君。


…恐るべし!



,