「あのなぁ…
部屋なんて、どうでもいいんだよ」
「だから、意味が分かんないよ…」
「欲しいのは、お前の隣の部屋」
「へ?」
「お前の隣ならどこだって、ああなるだろうな」
“ああなる”とは、闘争のこと。
部屋は部屋でも、あたしの隣の部屋が欲しいってこと…?
もしかして、あたしって…
人気もー…
「隣の部屋なら、何だって自由だからな」
「へ?」
「そのうち襲われるんじゃねーの?
ベランダ伝いで」
笑いながら言う桐生君。
全っ然…笑い事じゃない。
「もちろん…
た、助けてくれるんだよね?」
「あぁ?」
「だって、先生と約束したでしょ?
あたしを守るって…」
それを聞くと、桐生君は鼻で笑った。
「あれ、信用してんの?
望月のいない寮まで、やってられるかよ」
「…え」
「俺は無理。
争奪戦関わりたくねーし、一番遠い部屋になるだろうからな」
「う、嘘だよね…」
「まじ。
7組の他の奴に頼めよ」
「や、やだっ…」
だって、信也君も歩君も姿見えないもん…っ
必然的に、桐生君しか頼める人いないじゃんっ
,

