「あーあ…
犬猿揃っちゃったよぉ?」
信也君曰く…
犬猿の仲?
……に挟まれるあたし。
本当に最悪な状況すぎる。
「残念だな。
もっと品のある人だと思ってた」
……はい?
「恭也達が匿っていると聞いたから、期待したんだけれど」
なに、あたしのこと?
……って言うか、ほんとに誰なの?
「…本当に残念だ」
………ムカつくんですけど。
さっきから黙って聞いてれば、言いたい放題文句ばっかり。
あたしが、赤の期待に文句言われる筋合いないと思う。
「…悪かったわね、あんたの期待通りじゃなくて!
って言うか、さっきから誰なの?
言いたい放題言って、あたしの言葉は無視なの?ねぇ?」
「……………」
なぜか沈黙。
…あたし、なんかまずいことした?
「…僕は、この学校の生徒会長である長友 英司。
入学式の挨拶、聞いてなかった?」
「は?え?生徒会長?入学式?」
えーっと…
つまり、それって!
「コイツ…長友が、この学校の生徒会長」
「えええ!?」
「…僕はそう言ったつもりだけどね」
桐生君に言われ、あたしはやっと目の前の人物の正体に気付いた。
桐生君の隣で、“生徒会長”は苦笑いしていた。
「まぁ、これからよろしく、日向さん」
「…よろしくお願いします」
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