逆ハーレムゲーム★☆




「簡単だよ」



そう言って、早瀬君は逆の手で、早瀬君の手を掴むあたしの手を掴んだ。

そして、フッと笑った。


ドキッー……



「そのままってこと」

「…え?
そのまー……っ!?」



あたしは、一瞬にして唇を奪われた。


気付いたら、早瀬君の顔は離れていて…

眼鏡の奥の瞳は、妖しく笑っていた。



「ごちそうさま、日向さん」

「なっ…!!!」



言葉が出ない…っ!



「ちょっ!何やって…慎治!」

「ナルナル顔赤ぁーい。
いいなぁ、ここちゃんと僕もキスしたいー」



ただでさえパニックだったのに、もはや会話も不可能なくらいに焦る成瀬君。


…あたしも、きっと顔赤い…



「まぁ、危険なのは“こっち”だと思うよ」



たぶん、“こっち”とは普通クラスのこと。



「知能的に動かれるより、本能的に動かれた方が楽でしょ?」



言っている意味が分からない…



「そっちは一クラスしかない。
3人もいれば充分でしょ?」

「……?」

「…あ、でも」



そう言って、また妖しい瞳は笑った。



「…恭也は別、だよ」

「…なっ、なに!?」

「大丈夫だって。
もう何もしないよ」



そう言って、あたしに近付いて来る早瀬君。


目が……

絶対何かあるんですけど…!



“恭也は、本能も知能も備わりすぎだからね”



「えー…?」



耳元でコソッと囁かれた時…


あたしの体は、後ろから強く引かれた。



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