「ナルナル、顔赤いよぉ?」
「う、うるさい!黙れ!」
「ナルナル純情ボーイ?」
「こんのっ、信!
男のくせに女みたいな顔しやがって!」
「…ふぅん、それ言っちゃうんだぁ?」
あれ?なんか…
信也君怖いオーラが…
「信、悪かったよ!キレるな!」
「……………」
「悪かったって!
黙ってないで恭も助けろよ!」
必死に懇願する成瀬君を見てると、同情したくなる。
…絶対相手間違ってるよ。
そんな変態野郎じゃ、どんなにお願いしたって無駄だよ。
「いーんじゃね?
昨日も信のこと、男女(おとこおんな)って言ってたじゃん?」
…ほらね。
笑いながら、サラっと爆弾投下してるよ。
「言ってねーよ!
って言うか、それ言ったの恭だろぉ!?」
「ねぇ、ナルナル?
僕ね、二人でお話がしたいなぁ」
「な、信!?
話だけじゃ済まないだろ、それ絶対!」
どうしよう…
助けるべきかな…?
…でも、どうやって?
「…うるせぇ」
簡単だった。
たった一言で…
低いその声の主に、みんなが息を飲んだ。
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