逆ハーレムゲーム★☆




「女が自分一人だけってこと。
…もっと自覚した方がいい」



…え?



「それって…
見られてたの、みんなじゃなく……あたしってこと?」

「あぁ、気付いてなかったんだ…」



“それはそれで厄介”


厄介…

その言葉が、あたしの心に沈んだ。

麻生君はそれだけ言うと、話は終わったらしく歩き出したので、あたしも同じく歩き出した。



「ここちゃん?どうかしたのぉ?」

「…あ、ううん。何でもないよ」

「遅れてるよぉ?早くーぅ」

「う、うんっ」



少しでも厄介者にならないようにしなきゃ…

迷惑かけてるって分かってるのに…



「きゃっ!?」



急ごうとして小走りになるあたしは、何もない廊下で転ぶ。


……情けない。



「ここちゃん!?大丈夫?」

「…うん、ごめんなさい」

「それより早く立てよ。
サービスのつもりか?」

「え?サービス?
なにサービスって…ー」



信也君の隣で指差す桐生君。


えっと……“それ”って?


桐生君の指す方向を見る。


後ろ…?


後ろってー……



「…~っは、早く言ってよ!!」



スカートがめくれていた…

そんな結果ではないけど、けっこうきわどいことになっていた。


慌てて立ち上がるあたし。

信也君は苦笑いしている横で、成瀬君は顔を真っ赤にしていた。



「サービスのつもりだと思ってた」

「…っんなわけないでしょ!変態!」

「親切に教えてやったのに、変態呼ばわりかよ…」



嘆いてるような口調だけど、顔はニヤニヤしている。


…絶対に変態だ!



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