爽side 「沙葉っ!」 放課後、 俺は沙葉を見つけて 彼女の元へ駆け寄った。 「爽くんっ!」 沙葉は一回驚いた後に 俺に笑いかけてくれた。 「途中まで一緒に帰らない?」 もう心の準備はできた。 あとは 実行するだけだ。 「いいけど……羅南がいるから3人だょ?」 そう言って沙葉は 羅南を見て言った。 すると素早く羅南が反応した。 「あぁ…それだったら あたし用事できたから2人で帰って」