白いジャージ7 ~先生とプールサイド~





「先生からのメールを削除しようと思った。でも、できなくて・・・・・・留守電も消せなくて。忘れるなんて無理だった。でも、先生のことばかり考えていると頭がおかしくなりそうで」



「それで・・・・・・たっくんを好きになろうとした。そうだろ?」





ニヤリと笑う先生。



私は、苦笑いをしながら頷いた。





あれは、私の人生の中でも、大きな失敗。


後悔。



申し訳ないことをした。





「間違ってたね、私。でもね、ちょっとだけ先生に似てたんだ。だから、好きになりたかった。楽になりたかった」



「俺に似てた?」



「今思えば、全然似てないね。でも、低い声とか・・・・・・“矢沢”って呼ぶとことか」



「それだけ?」



「うん」



「それだけ、俺のこと好きでいてくれたってことだよな」




先生は、私のおでこを両手でつつむ。