「1年生、どうだった?」
「みんなかわいい。まだ中学生みたいな子もいれば、派手な化粧した子もいた。クラスに、陸上やってる男子がいるから、それが嬉しいな」
先生の腕から解放された私は、もっとくっついていたくて、着替える先生の邪魔をする。
「何だぁ?直、襲われたいの?」
そんなことを言いながら、先生は白いジャージに着替えた。
「やっぱり似合うね、それ」
「そう?これは、直が高校生だった時に文化祭のやきそばのソースがついてるんだよな」
そう言って、にこっと笑った先生は、ソースのしみの部分をつまんで見せた。
思い出がいっぱいだね。
1代目の白いジャージも、このジャージも、今着てるのも、そしてこれから新しく着るジャージも・・・・・・ずっとずっとふたりの思い出が詰まってるんだよ。

