短冊に書いた“彼女が欲しい”って願い。 彼女=あの子だったんだと、今になって気付いた俺は・・・・・・ ため息をつきながら、ひと駅手前で降りた。 夜空を見上げる。 少しだけ星が見える。 今夜は七夕。 俺の仲間もみんな素敵な夜を過ごすんだろう。 はぁ・・・・・・ 俺だけひとり。 もう何年も経つのに。 俺は好きな子ができないまま。 夜空に浮かんだあの子の笑顔。 すぐに目を閉じて、考えないようにした。 でも、また浮かぶ。 隣にいたチャラい男の顔。