「桃子、翼先生が店の前にいるんだって。先生が教えちゃったんだと思うんだけど・・・・・・どうする?」
一瞬固まった桃子は、返事をする前に店の外に飛び出した。
会いたかったんだ。
“大好きな人と一緒にいられますように”という願いを叶えるためには、翼先生が必要だもん。
「感動の再会になるね、きっと」
美穂は桃子の願いを見つめながらつぶやいた。
「桃子、素直になれるかな」
あゆみはそう言った後・・・・・・
真崎君の短冊に触れた。
「私も・・・・・・素直になれるかな」
静かにそうつぶやいた。
私と美穂は顔を見合わせ、あゆみの背中を押した。
「ほら!!素直になるなら今だよ!」
「まだ間に合うよ!!」
涙目になっていたあゆみは、桃子と同じように店の外に飛び出した。

