先生は、女子の気持ちを察してくれて、男性陣を連れて先に店を出た。
「店の前で待ってるから、ゆっくり出て来いよ」
要君の短冊は一番目立つ場所に吊るされていた。
「見ちゃだめだけど、見たい」
あゆみは、キョロキョロしながら、真崎君の短冊を探していた。
「私も気になる」
と、美穂も・・・・・・
「私も・・・・・・」
と私も。
桃子は寂しそうに言った。
「翼先生も誘ってあげたら良かった」
翼先生がここにいたら、どんな願いを書いたんだろう。
「あ、あった」
あゆみが見つけた真崎君の短冊に書かれていたのは・・・・・・
「これ、願いじゃないじゃん!アイツばかだな」
“もう浮気はしません”だった。
きっとあゆみへのメッセージだ。
あゆみは笑いながらも、涙が溢れていた。
そして、真崎君の短冊の隣に自分の分を・・・・・・
タカの願いは
“美穂を幸せにするぞ”だった。
そして、先生は・・・・・・
“夫婦仲良くいつまでも幸せに暮らせますように”だった。
「直とほぼ一緒じゃん」
「本当だ~!」
私は自分の短冊の願いに“いつまでも”と付け加えて、吊るした。

