白いジャージ7 ~先生とプールサイド~






「直、何書く?」



美穂も、まだ書いていなかった。



「悩むね」


「うん」




桃子とあゆみが話していた。



お互い、同じ気持ちを抱えていると思う。



普段あまり2人で話しているイメージのない2人だけど、これを機にいろいろ相談できる仲になれればいいな。





「これ、見られちゃうよね」



あゆみは、男性陣の方を見ながらそう言った。




「見られない場所にこっそり吊るせばいいんじゃない?」



私は、あゆみの願いが、真崎君とのことだとわかって、嬉しかった。





「そうだよね。せっかくだし、願い事だから無理なことでもいいもんね」




桃子とあゆみは、店の端に移動して、コソコソと願いを書いていた。





私は、ありきたりだけど“夫婦仲良く元気に暮らせますように”と書いた。





美穂は“タカと幸せな家庭を築けますように”と。



そして、戻ってきた桃子とあゆみの願いは・・・・・・



「大好きな人と一緒にいられますように」だった。