「女子高生にラブレター的なものをもらったんですよ。“ずっと見てました”みたいな。電車で時々会うんですけど。さすがに女子高生はねぇ・・・・・・だめかなと」
要君はきっとその子のことを少し好きになりかけているんだと思う。
話す時に照れた表情になるんだけど、その顔が恋する顔なんだもん。
「先生の前でそれ言っちゃだめだろう」
真崎君が、そう言いながら先生の顔を覗き込んだ。
「なぁ?先生?」
「何だよ!!」
先生は照れるとほんのり頬が赤くなる。
私にしかわからないくらい少しだけ・・・・・・
「女子高生に惚れちゃった高校教師・・・・・・」
「こらぁ、慎司!!俺を変態みたいに言うな!」
先生は真崎君の肩に手を回して、乱暴に揺らした。
「テルなら女子高生と付き合っても全然オッケーな年齢じゃん?」
あゆみがそう言った。
「そうだよ、テル!」
と、真崎君も言った。
あゆみと真崎君は、きっとやり直せる。
そんな気がした瞬間だった。

