「あの時、タカはまだ自信がないって言ってたよな」
「そうなんですよね。でも、自信なんてなくても、愛があれば結婚できるなって思えたから」
みんなが冷やかした。
そして、真崎君が・・・・・・
「俺が先にするつもりだったのに。先越されたよ」
一瞬静まり返った。
真崎君、今・・・・・・
あゆみと別れたことを忘れてたんじゃないかな。
みんなと笑い合っているうちに、まだあゆみと付き合ってると錯覚しちゃったんだ。
「ははは。冗談だよ」
と誤魔化した真崎君だったけど、真っ赤になって水ばかり飲んでいた。
結婚・・・・・・考えてたんだね。
あゆみと一生一緒に生きていくつもりだったんだね。
別れたこと、まだ受け入れられていないんだね。
頭では納得しているつもりでも、心がまだ理解できずにいるんだ。
あゆみというパートナーを失ったこと。

