私も、バーベキューの嘘の後、何度も想像した。
どんな気持ちで私に嘘をついて、水谷先生と話していたんだろうって。
何もなくても想像しちゃうのに、実際に真崎君は浮気をしてしまったんだもん。
想像するのは当たり前。
信じられなくなるよね。
でも・・・・・・
でも、今のふたりを見ていると、どうにかしてもう一度チャンスをあげたいって思ってしまう。
「ずっと、会いたくて・・・・・・やっと会えた。久しぶりに顔見たら、だめだね、やっぱり」
涙をふいたあゆみは、少し笑顔を浮かべながらそう言って、ハンカチで目を押さえた。
「真崎君も、会いたかったと思うよ」
私はそれしか言えなかった。
嘘じゃなく、本当にそう感じたんだ。
真崎君を見ていて。
「そうかな。アイツ、ちょっとやせてたから、少しは落ち込んでくれたのかな」
「相当落ち込んでると思う。お酒ばっかり飲んでるって要君が言ってた」
涙の止まったあゆみが、鏡越しに私を見つめた。
「直ならどうする?」
難しい質問に、私は黙りこむ。

