「ちょっとトイレ行ってくるね」 夏の始まりはいつも体調が良くない。 食欲もなくなるし、寝不足気味になる。 「あ、私も」 あゆみも席を立ち、ふたりでトイレへ。 「あゆみ、大丈夫?無理してない?」 そう声をかけた。 声をかけるよりも先だったのかもしれない。 あゆみの目には大粒の涙が浮かんでいた。 「やだ・・・・・・もう、やだよぉ」 あゆみが泣き崩れた。