「久しぶりだな。たまには連絡しろよぉ、慎司」
先生は真崎君の肩に手を回し、ニヤっと笑う。
「いいんすか?」
「当たり前だろ?」
イチャつく先生と真崎君を見て、要君が嫉妬する。
「何ふたりでくっついてるんだよ。俺も入れてよ」
不思議だな。
要君と先生がこんなに仲良くなるなんて。
「だ~め。要君は、過去のこととはいえ、ライバルだったから」
先生にそう言われた要君は、隣に座る私の耳元でコソコソと話すフリをする。
「こらぁ!直、危ないから席移動して」
いいな。
こういうの。
過去のことが全部綺麗に消化されて、いい思い出として残ってる。
美穂とのこともいつかこんな風になるはず。
そして、真崎君の浮気も・・・・・・いつか笑い話になる日が来ればいいのに。
戻って欲しい。
本当にそう思うよ。

