白いジャージ7 ~先生とプールサイド~





あゆみの笑顔を見て、真崎君も頑張って笑顔を作る。





「結婚式は、俺とテルで歌でも歌うから」




真崎君が美穂にそう言った。





「俺と?」



「テル、嫌なの?」



「嫌じゃないけど、照れるなぁ」



「じゃあ、先生と歌うから良いよ!」





みんなが、先生の歌を聞きたいと言った。




美穂は、大声で“先生に歌って欲しい”と言った後で、申し訳なさそうな顔をして黙りこんだ。




あの出来事は、みんなの心の中からまだ消えてはいなかった。




もちろん私も。




一瞬静まり返った。







「よぉ、遅れてすまんな」




ちょうどいいタイミングで先生の登場。




先生は私の隣じゃなく、真崎君の隣に座った。




そういう気遣いもまた先生らしい。