険しい表情でそう言った後に、みんなの冷たい視線に気付く。
「あれ?俺、悪モン?」
「当たり前だろ!みんな別れた理由知ってんだから」
要君がそう言うと、メニューで顔を隠す。
「女ってこえ~な」
真崎君は、仲良くなる前のような鋭さのある目つきになっていた。
あゆみと付き合って、どんどん優しく丸くなっていたのに。
「あゆみと何度か会ってるの?」
私は、斜め前に座った真崎君に質問した。
「別れてからは1回だけ。でも、もう友達だから」
強がってそう言った真崎君だけど、すぐに友達になんてなれない。
それも本人が一番わかってるみたいだった。
「やべ。あゆみ、来た」
笑顔でやって来たあゆみとは対照的に、真崎君は余裕のない表情のままだった。
「遅れてごめんね~!あれ?タカと先生は?」
「仕事で遅れてくるんだって」

