「翼先生、一生独身決定だな」
要君がそう言って、メニューで桃子の頭をポンと叩いた。
「要君、相変わらず思わせブリ男だね~!そういうことされると女ってキュンとするんだよ」
「え?今、俺にキュンとしたの?」
「うるさいよ!!」
「はははは」
みんなで笑い合うのが懐かしくて、専門学校時代を思い出す。
美穂の指には婚約指輪が光っていて、要君に突っ込まれて、照れていた。
「やっと、来たよ。アイツ」
みんなで入口を見ると・・・・・・
「よぉ、久しぶり」
やさぐれた真崎君が歩いてくる。
「ちょっとフケたねぇ」
美穂が小声でそう言って、私と桃子も頷いた。
「酒ばっかり飲んでんだろ!バカだろ、慎司」
要君に怒られた真崎君は、へへへって笑いながら、一番端に座る。
「おい、俺の隣にあゆみ座らせんなよ」

