「このまま翼先生からの電話出ないの?」 「声聞くと、泣いちゃうから」 「泣いちゃうってことは、まだ大好きなんだね」 「・・・・・・大好き」 大好きなのに。 どうして別れなきゃいけないんだろう。 でも、本人にとってはそれ以外に道がないように感じることもある。 私が昔、別れを選んだように。 別れちゃだめだよ、と言うのは簡単だけど・・・・・・ なんだか、言えなかった。 桃子がたったひとりで必死で出した答えだから。