その時もケンカになって、どうして黙っていたの?と私は泣いた。
翼先生は、断るつもりだったから言わなかったと言った。
私は、そういうことは全部知りたいからこれからは話してって言ったんだ。
自分で言ったんだけど・・・・・・
すぐ後に、学校の受付の女性に誘われちゃうなんて。
聞きたくなかったってのが本音。
だって、私も知ってるけど、超美人なんだもん。
「あの人、綺麗だもんね」
「そうか?」
「嬉しかったんでしょ?」
「何言ってるんだ?俺は桃ちゃんを選んだんだから」
その言葉だけで十分なのに、私は不満だった。
もっと言葉が欲しかった。
約束が欲しかった。
何があっても私と別れないっていう約束が欲しかった。

