白いジャージ7 ~先生とプールサイド~






喜多先生は、コーヒーに砂糖を入れながら、視線を俺に向けた。





「俺だってそうだよ」



喜多先生はそう言って、にっこり笑う。




「そうなんですか?」



「そんな経験、誰だってあるんじゃない?」




そうか。


みんながみんなとは言わないが、俺の周りでもそういう友達はいた。




俺としては、自分は真剣に付き合っているつもりだった。


今から思えば・・・・・・という程度だけど。






でも、もう気持ちがなくなっていると気付きながら、関係を続けていたのは事実。





「それ、話すの?」



「はい。どう思います?」



「いいと思う。俺達だって、高校時代は今のアイツらと同じだった。女の子のことばっかり考えて、エッチなことしか頭になくて」





俺は、そうでもなかったけど・・・・・・と言おうと思ったが、やめておいた。


興味がなかったわけでもないから。





「俺ね、実は子供がいるんです。前の彼女との間に」




喜多先生の目が大きくなった。


瞬きを何度もしてから、大笑い。






「冗談キツいよ」