白いジャージ7 ~先生とプールサイド~





「バカだな、俺は」




「先生ほどの男はいないって。自信持ってよ」




「いや。俺も初心を忘れてたのかもしれない」




「初心か・・・・・・先生と直ちゃんにとっては禁断のあの時代だよな」





好きで、好きで・・・・・・

会いたくて、抱きしめたくて・・・・・・




でも、できなかったあの頃。







制服を着た直を、遠くから見つめることしかできなかった。



彼女なのに、学校で目が合うだけでドキドキして。



他の男子と話している直を見て、胸がざわついたり。


卒業式が近付くと、嬉しいのか寂しいのか、複雑な心境だったっけ。




直がいてくれたから、俺の心が温かくなったんだ。



寒くて寒くて凍えそうだった俺の心を救ってくれたのは直だった。





こんなにも人を愛せるんだと教えてくれたのは直だった。





「今すぐ直に会いたいな」




「俺で良かったら、抱いていいよ」




「ば~か」