白いジャージ7 ~先生とプールサイド~






「落ち着いて考えれば、直ちゃんも反省してんじゃない?」




「そうだと思う。今頃、中田とどんな話してんのかな」




「ゆかりのことだから、先生最低!!って怒ってると思うな」





だろうな。



中田は俺に失望してるだろうな。


俺だって、俺自身に失望してんだから。




車を停める。



遠くに滝が見える。



窓を開けると、心地良い水の音が聞こえた。








「でもさ、本当に先生の心の中に、これっぽっちもないの?変な気持ち」




たっくんは、やけに真面目な顔をしてそう言った。






「ない。絶対にない」




俺は確信を持って答える。




「先生も気付いてないだけじゃないの?」





俺は黙りこむ。






そんなわけないだろ。




水谷先生に変な気持ちって何だよ。