白いジャージ7 ~先生とプールサイド~





これじゃ、あの時と同じ。



先生に子供がいるって知った時。





相談もせずに、ひとりで決めた“別れ”・・・・・・





それが、先生にとって幸せなんだと勝手に思い込んで。




車の中で泣いていた先生を・・・・・・本当は抱きしめてあげたかったのに。





できなかった。




先生をひとりにさせてしまった。





後悔して、後悔して・・・・・・




どうして先生の心の声を信じることができなかったんだろう。







あの頃とは違う。




あれから、いろんなことを乗り越えたんだ。






先生と一緒に過ごした時間が、私を成長させてくれたはず。







「ごめんね。先生・・・・・・ごめん。先生のこと、信じてるのに。ごめんね」




「俺が悪いんだ」




「違う。私が・・・・・・また昔と同じこと繰り返してる。先生の気持ちも聞かないで勝手に・・・・・・先生のこと、私が守るから。だから、泣かないで・・・・・・どこにも行かないから。先生のそばにいるから」