これじゃ、あの時と同じ。
先生に子供がいるって知った時。
相談もせずに、ひとりで決めた“別れ”・・・・・・
それが、先生にとって幸せなんだと勝手に思い込んで。
車の中で泣いていた先生を・・・・・・本当は抱きしめてあげたかったのに。
できなかった。
先生をひとりにさせてしまった。
後悔して、後悔して・・・・・・
どうして先生の心の声を信じることができなかったんだろう。
あの頃とは違う。
あれから、いろんなことを乗り越えたんだ。
先生と一緒に過ごした時間が、私を成長させてくれたはず。
「ごめんね。先生・・・・・・ごめん。先生のこと、信じてるのに。ごめんね」
「俺が悪いんだ」
「違う。私が・・・・・・また昔と同じこと繰り返してる。先生の気持ちも聞かないで勝手に・・・・・・先生のこと、私が守るから。だから、泣かないで・・・・・・どこにも行かないから。先生のそばにいるから」

