「直、もう・・・・・・俺の顔、見たくないか?」
そんな寂しそうな声出さないで。
お願い。
許しちゃうよ、先生。
だって、愛してるもん。
どんな先生だって好きだもん。
でもね、今回だけは、なかったことにはできない。
私も、先生自身も。
ちゃんと先生も、自分の心と向き合わなきゃいけないんだよ。
先生が無理しているのなら、それは絶対にいやなの。
先生にはいつも幸せでいて欲しいから。
心の中に水谷先生がいるのなら、私のこと気にしないでいいよ。
「先生、いいんだよ?もし・・・・・・好きなら、素直になっていいよ」
「直!!」
こんなに強く抱きしめられたことがあったかな。
息ができないくらいに強く、強く・・・・・・
先生が私を抱きしめた。
そして・・・・・・
先生が、泣いていた。

