白いジャージ7 ~先生とプールサイド~






「俺、直に嘘をつくことがこんなにも辛いなんて。自業自得だよな。もう二度と嘘はつかないし、隠しごとはしない。直に、また辛い思いをさせてしまった・・・・・・謝っても許してもらえないかもしれないけど、本当にごめん」





うなづけなかった。



動くことも、瞬きすることもできない。




夫婦っていろんなことがあるんだな。




私達みたいに仲良し夫婦でもこんなことがあるんだから、世間の夫婦にはもっといろいろあるのかな。




そんなことを考えて、妙に客観的に、先生を見ている気がした。







「ちょっとひとりになりたい」





私の口から出たのは、今まで先生に発したことのない言葉だった。



どんな時も、先生と一緒が良かった。



沖縄で私がやきもちやいた時だって、教育実習の先生が先生を好きだって知った時も・・・・・・



いつも先生のそばにいたかった。






でも・・・・・・



今、


ひとりになりたいと思った。







先生の顔を見たいのに、見ちゃうと、許してしまいそうな自分がいた。





許しちゃいけない気がしてしまったんだ。