「直、何があったか話して」
ソファに腰掛けた。
先生は、これ以上くっつけないってくらい私に寄り添ってくれた。
近いね。
それなのに、心が遠く感じるよ。
「嘘は・・・・・・きらい」
それ以上は、言えなかった。
ちゃんと説明しなきゃいけないのに、それしか言えずに、また泣き出してしまった。
「俺も、嘘はきらい。だから、ちゃんと直に話そうと思って帰って来た。でも、話すのが遅くなった」
気付いてる。
涙のわけを。
「どうして直が、俺の嘘を知ったのかは、俺にはわからないけど、俺が嘘をついたことは本当のこと。直を傷つけた。ごめん」

