「ただいまぁ。遅くなってごめん。連休明けに提出する資料を学校に忘れてて、取りに行ってたんだ。すぐ帰ろうと思ったんだけど、岡崎先生のテスト問題の相談に乗っててこんな時間になっちゃった」 明るい声。 いつもと同じ。 先生、そんなに細かく説明してくれなくていいよ。 余計怪しいよ。 何かを隠す為の嘘? 先生のこと、信じていたのに。 長い時間かけて、築いてきた信頼関係が、崩れちゃいそうだよ。 こんなにもろいものだったの? あんなに頑張ってきたのに。 いろんなことを乗り越えてきたのに。