影に日向に。執事ごっこ。~高校生編~幼なじみはお嬢様っ

「あ…お早うございます。玲さん。」


三十代には見えない位若くてイケメンさんな玲さんの笑顔。


癒されます。


「今日も早いですね。日向坊っちゃん?」


「あ…はい。遊さん達に、ご飯をと…。」


「いえいえ。それは我々にお任せを。日向坊っちゃんは、主なのですから。」


と、玲さん。


苦笑しています。


そして、その隣で頷くフィン…。


僕は、苦笑しちゃいます。


「ええと。とりあえず、遊さん達の所に行きましょう?」


「あ…はい。そうですね。フットマン達が行きましたけれど。我々も……。」


「…。」


玲さんの言葉に、頷くフィン…。

あはは。

無表情で言葉が足りないから、怖いと言われちゃうんですよ?

フィン…。