[完]ヤクザが愛する女[番外編]

「私達が口出しする事じゃないでしょ?」


「だけどよ…」




龍司さんがくちごもった。



「龍司の気持ちも分かるけどこれは2人の問題でしょ。愛夏…2人で話し合って来なさい。」


女の人はニッコリと
笑いながら愛夏に言った。


「お母さん…ありがとう。」




愛夏はそう言って
靴を履き外へ出た。


俺も頭を下げて外へ出た。