わたしの生きる道

手芸についても、人生についても、いろいろあるだろう。

けれどわたしの心には、一本の芯が通った。

今後いろんな苦しみを味わうことになっても、何となく…そう何となく、大丈夫な気がする。

「カナぁ、早く帰ろうよ」

「あっ、うん」

わたしは先行くミホに駆け寄った。

「どうしたの? ぼんやりしちゃって」

「うん。進路も決まったし、とりあえずは…」

わたしは笑みを浮かべ、再び秋空を仰ぎ見た。

「ゆっくり眠れそうだなって思っただけ」



〔お終い〕