わたしの生きる道

日をまたいでしまうのなら、まだ妥協して途中で止めるということができる。

でも作り上げてしまうのだから、途中で止められないのだ。

「ミホ、アンタも今日は早く帰りなさいよ。そしてミユちゃんにそれ渡して」

「あっ、そだった」

ミホはカバンと荷物を持った。

「じゃあ今日は大人しく、真っ直ぐ帰るとしますか」

「うん。お昼も家族全員で家で食べる予定だし。食べたら寝る。夜まで寝るわ」

「そうしな」

わたしは校舎を出ると、深呼吸した。

「う~ん。秋の匂いがするなぁ」

「ホント。食欲の秋よねぇ」

「…ミホの食欲は年がら年中な気がするわ」

背伸びをして、空を見上げた。

進路が決まったからと言って、楽になるわけじゃない。

これからが本番だ。