わたしの生きる道

「ほっほどほどにしときます」

「ああ、そうしてくれ。妻の誕生日は三週間後だから、急がなくてもいいからな」

「了解しました」

そこで担任とは別れ、教室に戻った。

「カナぁ、どっか寄ってく?」

「仕事が入ったから、やめとく。それに寝たいし」

ふわぁ~っと大きな欠伸をして見せると、ミホは苦笑した。

「また徹夜したのね。そろそろクマが定着しちゃうわよ」

「そうね。今日は大人しく寝ることにするわ。でも仕事は予約されちゃったから、編み方と毛糸の種類だけ、決めてから寝るわ」

「それだけで徹夜になっちゃうんじゃない?」

「あっ、決めるのは早いのよ。編むのも早いけど。だから徹夜しちゃう」