わたしの生きる道

「…それじゃあ毛糸生地のケープなんてどうでしょう? オシャレな編み方を最近覚えたんで、作ってみましょうか?」

「ああ、頼む」

テレながら頼んでくる先生に、親近感がわく。

あんまりプライベートを明かさない人だからな。

「何なら先生には腹巻でも作ってさしあげましょうか?」

「腹巻?」

「はい。今から冷えますし、ウチの家族は冬になると全員着用しますよ」

ちなみに全部わたしの手作りで、わたし自身も付ける。

「ははっ、そうだな。じゃあその二つを頼む。できあがったら料金を教えてくれ」

「分かりました。それじゃあ早く作りますね」

「それは嬉しいんだが、せめて目の下にクマができない程度にしとけよ」

うっ! やっぱりバれるか。