君の想いがいっぱい詰まった、最初で最後の君からの手紙。 見つけた時は「生きてる時に渡せよ。」って、すぐには開けられなかった。 君が笑顔で迎えてくれた病室で、 君が苦しんだベッドで、 君が不安に押しつぶされそうになった、この部屋で、 手紙を読んだよ。 手紙を読んだとき、止めどなく溢れてくる涙の止め方を忘れて、一晩中泣いたよ。 一晩中、君の事を考えた。 …俺は君に何かしてあげられた?