先生のパシリのおかげで 遅くまで学校に残っていた俺 「さっ…帰ろ…」 少し薄暗い空は 寂しげに感じた… 校門を出て家の方向へと足を向け ただ普通に歩いていた… すると… 急に風が強くなったことを感じ 一瞬目をつぶってしまった ゆっくり目を開けてみると 前から走って来ている少女が見えた 「………華憐…?」 見覚えのある姿… かすかに見えた ……涙