黒猫~special cat~



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『……俊…』

「あっ!起きたの?」


隣でタオルを濡らしてた俊に声をかけた

『ッ…、皆いるのか?無事なのか?』


「…無事」

泉がガララッと豪快な音をたてて保険室に入ってきた

「やっぱ王蛇はセコかったな…

上が上なだけにな!」

「まぁ楽勝でしたけどね」


続いて嵐龍全員が戻ってきた。
どうやら今まで王蛇と戦っていたらしい

『上が上?』

聞き返した俺にあー。と港が言った


「あのな、王蛇は傘下(さんか)…つまり傘下(さんした)なんだけど、
さらに上をいく奴がいんの

…まぁその分セコサが増すんだけど」

あははは…と、笑う港はある意味無敵だ。

「で、その上の奴は毒牙、っていって…」

『ッ…毒、牙ーーー』


「どうしたんですか?琉ーー」


バシッ