黒猫~special cat~



…あの時と一緒だ

『……ッは、…ッ…』


段々過呼吸になってくる

「誰か先生呼べ!」

港が怒鳴る声が聞こえた


「ルッくん…?!
落ち着いて、深呼吸!」

俊はすぐ隣でいっているのに遠くに感じる。


下を見れば赤く染まって、

周りは驚愕した目で俺を見て、

背中には痛みを感じず、冷たい物が体内にあって

それに気付いた瞬間、背中に激痛が走って

服も赤く染まり、周りは血の海で…

後ろを振り向くと…ニヤリと
勝ち誇ったように笑う彼奴がいて


そしてレイが怒って、彼奴を殺しかけたところで…

意識を手放した……。


次に目を覚ましたら、レイは何処にもいなかった。


また…皆、離れてくの?

嵐龍達も?レイも?…仲間も?

体がやけに熱くなったと思い、辺りを見回すと
慌てるクラスメイトの隅に、偶然、保険医がくるのをみたところで…

また、目を覚ましたら誰か消えるのかな…?と思いながら意識を手放した…。