プルルル.....


「誰ぇ?」

「俺じゃない」

『…俺だ』


龍に桜のシールが張ってある黒の携帯を開く

「何?電話?」

『電話……』


もしもし…呟くとー…


《もっしもーし?琉夏ぁ?
だよねだよね?…赤の他人が触ってないよねぇ?》

『うるさいよ、里奈。』

《よかったぁぁ…何何?イマドコ?》

『…倉庫』

《どこの…やっぱり会いに行くねぇ☆ ツー…》


「オンナ?」

『女だけど?』

里奈は男装してるのを分かってくれてる、
兄貴みたいな、信頼できる奴。


『あ…ごめん』

みんながなんで謝るの?ときくけど…

「琉夏ぁ♪」

ソッコーに抱きついてきた、里奈