『…此処か』


割と綺麗な倉庫。

目の前には邪魔なバイクがある…


どれもデカイ物ばかり…

“せめて”…っていう何かに劣りを示してる。

倉庫は学校から近かった


中に足を進めれば驚愕する不良共…。


「まさか琉夏さんが…」

「駄目だったんじゃ…?」

「でもカッコいいな!」


…女とはバレないみたい

『自己紹介、したい』

下っ端はザッと100人くらい。

名乗らないのに頭を下げられるのは気が引ける。

「その必要はなさそうだけどね」総がいった

でも碧に聞くと許可がでた。
そして声を掛けてないのに下っ端が集まってくる

『俺、尾山琉夏。
嵐龍に入ったばっかだけど気軽に話しかけてくれ
…後、喧嘩とかバイクとかなら相談乗る。』

周り(下っ端)は拍手してくれた

総には「バイクと喧嘩できるんですか?」と聞かれたから
兄貴、と簡潔に答えを返し、

(これって詮索のうちにはいんじゃね?)と思っていた