もし君が、



俺達の前に現れなかったら



こんなに悲しい思いも

悔しい思いも
切ない思いも
虚しい思いも


しなかったと思う




だけど、俺は後悔しない

むしろ、光栄に思うんだ。



君と出会えたことに。




君は猫みたいに。

気ままで、マイペースで。




だけど、時々それに反して

有り得ないくらい、哀しそうなカオをする






【夢猫】






不自由な君に。


君がいない間の物語を

俺達が紡いでいった、たった少しの僅かな物語を

少し、話したいと思うんだ。