「あー…体育嫌だなぁ」 純ちゃんの腕にくっつきながら、うなだれるように下駄箱まで向かう。 「赤月に変な姿見られるし?」 ニヤッと面白そうに笑みを浮かべる純ちゃん。 「純ちゃんが余計なこと言うからだよー!」 文句を言ってると、下駄箱で赤月くんを見つけた。 「赤月!」 純ちゃんが声をかけると、赤月くんは運動靴に履き変えながら、こっちを向いた。